「肛門脱毛」治療1回目の症例解説です。
監修医師
ゴリラクリニック総院長稲見文彦
ゴリラクリニック新宿本院にご来院いただいた、山本 康介さまからのご相談は肛門の毛に関するお悩みです。
20代前半から、トイレで排泄後に拭いてもなかなかきれいに拭き取れなかったり、トイレットペーパーや便が肛門周辺の毛に絡みつくことが気になっていたとのことです。
ご自身での処理は難しく諦めていたところ、雑誌で肛門周辺のレーザー脱毛に関する記事を見つけ興味をお持ちになったとのこと。色々と情報収集をして当院の脱毛募集を見つけたことを機に、脱毛開始を決意されたようです。
肛門周辺の脱毛は、見た目を綺麗にするという目的よりも、日常的に生じる毛に起因した蒸れや排泄時の汚れを解消させたいという理由ではじめる方が多くいらっしゃいます。特に男性は臀部と肛門周辺の毛が太く濃い場合が多いので、脱毛をすることでその悩みは大きく解消されるでしょう。
肛門周辺はご自身での処理が難しい場所ですので、山本さまも特に自己処理はされていない状態でした。
脱毛前の状態を拝見すると、肛門周辺にびっちりと毛が生えているわけではなく毛の量もそれほど多くはありませんでした。
しかし、長い毛が均等に生え揃っている状態ですので、汚れは毛に絡みやすく付着しやすかったことが分かります。
また、臀部の毛はほとんど毛が生えていないため、肛門周辺の毛をツルツルにしたとして臀部全体に見た目の違和感は生じないと判断致しました。
肛門周辺の色素沈着は少し濃いご様子でした。レーザーは黒い色に反応しますので、毛だけでなく色素沈着にも反応してしまうことがあります。
施術時の痛みや火傷には十分注意しながら、レーザーや照射出力の選択し、施術を行ってまいります。
肛門(Oライン)脱毛1回目
山本さまの肛門脱毛初回の施術を行ってまいります。今回は山本さまのご希望もあり、麻酔は使用しておりません。
初回ですので出力の設定を軽めに調整し、パワーを調整しながら照射を行いました。山本さま自身、施術時の痛みは想像していたよりは強く感じたようです。
次回は麻酔クリームを塗布した状態で施術を行い、施術時の痛みが軽減されるかどうかの反応をご確認いただきます。
はじめての脱毛は、施術後にレーザー照射部位に赤み・痛み・ヒリヒリ感がどの程度出るかの反応をしっかり確認する必要があります。通常数日で引いていきますが、長く続く場合や水泡が出た場合などは火傷の可能性もありますので、万が一なにかありましたらすぐ当院へご連絡ください。
ゴリラクリニック総院長 稲見文彦