「全身脱毛(VIO)」治療4回目の症例解説です。
監修医師
ゴリラクリニック総院長稲見文彦
上半身・下半身・VIOで脱毛治療を受けていらっしゃる古瀬さまの施術を紹介いたします。
【ご相談内容の振り返り】
・VIOの毛が多く、減らしたい
【治療方針】
・全身脱毛コース
今回はVIO脱毛のため4回目の来院です。前回から約1年ぶりと期間が空きました。
古瀬さまご本人としては、減った実感はそうないということですが以前の写真を見ると違いが現れています。
他の患者さまでも、ご自分ではあまり変化を感じられないという方がいらっしゃいます。
特にVIO周辺の毛は、ご自身では見られないので、余計そうだと思います。
ただ、トイレで用を足す際に、お尻が清潔になったということを感じられているので、毛の変化自体は、自覚されているようです。
古瀬さまはヒゲ脱毛と上半身、下半身という全身の脱毛を受けられていますが、VIO脱毛は特に痛みが強いと感じられているそうです。
医療用レーザーでの施術では、どうしても皮膚が薄い部分が痛みが強くなりがちです。ただ、笑気ガス麻酔などの麻酔をご用意しておりますし、麻酔の強さも自由に変えられます。笑気ガス麻酔は、治療時だけ笑気ガスを吸っていただく麻酔です。後遺症も副作用もなく、すぐ醒めるので、安心して使用いただけます。
また、スタッフもなるべく痛みを弱くできるよう、注意しながら施術を行っております。
何かありましたら、施術中でもなんなりとお申し出いただければと思います。
全身脱毛(VIO)脱毛 4回目施術
それでは古瀬さまの全身脱毛(VIO4回目)の脱毛を行います。
古瀬さまは当初、毛の量が多かったため、施術前にスタッフがシェーバーなどで剃毛を行っていましたが、現在ではかなり毛の量が減ったことで、治療時間も短縮されてきました。
先ほどお伝えしたように、今回の施術も、笑気ガス麻酔を併用して、痛みを緩和した状態で施術を行なってまいります。
機器も以前と同様にメディオスターNeXT PROを使用します。従来の医療用レーザーは毛根自体を熱破壊するので、それだけ衝撃が強いものでしたが、メディオスターの場合は「バルジ」と呼ばれる発毛因子を破壊する蓄熱式のレーザーなので、痛みが少なく肌ダメージも軽減しています。
今回も、付け根部分はやや痛みがあったということですが、他の箇所は難なく終えられたということです。
毎回お伝えしていますが、脱毛直後は肌が敏感な状態になっています。当日の入浴は控え、赤みやヒリヒリを感じた場合は、お渡ししている炎症止めの軟膏を適切に使用していただければと思います。
ゴリラクリニック総院長 稲見文彦